今回のテーマは、「英文慣れをして読解力を磨く」です。
英語力として挙げられる力として「読解力」があります。読解力はどんな力かというと、文章の全体像を早く正確につかむ力だと思います。
このページでは、その力を鍛えるひとつの方法をシェアします。
この記事の主な対象者
読解力が必要な方は、たくさんいらっしゃるかと思います。このスキルを伸ばしていく方法をシェアしますが、この記事の主な対象者は、以下の方々になります。
- 英語の勉強がある程度進んでいる人。→基礎的な英文法の習得がまだの方は、まずは基礎英文法の習得が必要です。
- 留学先でもっと生の英語力を向上させたい人。→既に留学を決めた、あるいはもう現地で頑張っている方もいらっしゃるかと思います。
- 楽しく英語を勉強したい人。
ハリーポッターシリーズを読んでみよう
僕が読解力で悩んでいた時に、アメリカに先に留学していた友達から勧められたのが、『ハリーポッター』を読むことでした。僕が美術好きと彼もわかっていたので、『ダビンチ・コード』なども勧められたんですが、単語が難しい。それでハリーポッターを1巻から全部読んでみました。英語の勉強という意識よりも、物語の展開が気になって読破した感じです。結果、英語には随分と慣れたと感じました。
『ハリーポッター』を勧めるのは、以下の点からです。
Reading力を上げるには英語の新聞を読むといいと言われます。確かに、TOEICや留学進学用のIELTSで出てくる文章は、時事的な内容であったり、文化やテクノロジーといった文章が多いです。
もちろん、試験対策用として、英語の新聞を読むのはとても役に立ちますが、それと並行して英語に親しむといった基本的な姿勢というか、英語への耐性といった力をつけるには、自分の好きなものに触れるのが一番かなと経験から思います。
そこでオススメなのが、ハリーポッター。利点としては以下があります。
- 話が面白いのでどんどん読みたくなる。
- 難しい英文で描かれていない。
①の点ですが、これが一番大きい。わからない単語が出てきても、調べてまで話の続きが気になるというストーリーの面白さが大きいです。 ところで、文章を読んでいくコツとして以下が挙げられます。
- その文で重要なキーワードを掴む。
- わからない単語に出くわしても飛ばして読む。
新聞や学術書などもそうですが、とにかく文章のポイントと全体像を掴む訓練を大学では徹底的にやりますが、こうした事への準備としても面白いストーリーを多読して、英文に慣れ親しむことは大いに役に役立ちます。
②の難しい英文で描かれていないという点ですが、これはあくまでも英語がネイティブの方に対してです。もちろん我々日本人には、ハリーポッターは英文として読み応えがあります。
しかし、難解な学術書や時事記事なんかよりは、読みやすいです。 まずは第1巻から挑戦してみてはどうでしょうか。
イギリスの生の英語に触れる
『ハリーポッター』を読む特徴としては、イギリス文化やイギリス独自の言い回しなどもバンバン出てくるという点があります。これは、生の英語に触れるという点でメリットがあります。
イギリス独自の言い方が頻出するという点で、英語学習に向いていないという意見もありますが、ここでのポイントは、英語に慣れ親しむという点。実際僕は留学当初、ハリーポッターを何冊も読んで大いに力になりました。
実際現地(僕の例だとイギリス)で暮らしていくのに必要な英語力として思うのは、基本的な文法を駆使することができる、基本英単語を使える、リスニング力というところだと思います。
これに追加して思うのが、やはり現地のアクセントであったり、言い回しであったりをキャッチする力が大いに必要です。 こう言った「生のイギリス英語」もハリポッターには沢山出てきます。
イギリス文化に触れるという意味でも、とても楽しいはずです。
とにかく、楽しくリーディング力を伸ばしたい!こういった方にオススメの勉強法でした。ぜひ!
Writing by Hasegawa, Koichi